スタートアップ・ベンチャー企業のオフィスや店舗空間のデザインを中心に、内装設計やコンサルティング業務などを手がける宮工房。
今回は、創業者でCEOの大森直樹にインタビュー。
在籍していた設計会社からなぜ独立して宮工房を立ち上げようと思ったのか、仕事のスタンス、大切にしている考え方など、様々な話を聞きました!
大森 直樹
2006年、大阪に本社を置く設計会社に東京オフィスの立ち上げメンバーとしてジョイン。以後10年、同事務所にてPMとしてオフィスの内装設計、コンサルティング業務に幅広く携わる。2014年10月に株式会社宮工房を設立。スタートアップ、ベンチャー企業を中心として、数多くの中小企業のオフィス設計を手掛ける。
オフィスの内装設計会社として独立。カスタマーファーストで業績を伸ばす。
―どのようなキャリアを経て、独立しようと思ったのでしょうか。
前職もオフィスの内装設計を行っている会社で、プロジェクトマネージャーを担当していました。営業力のある会社だったと思います。仕事の基礎はそこで学びました。7年ほど経った頃から、独立志向が芽生え、その後独立しました。
独立した時は一人でスタートしました。それまではプロジェクトマネージャーという企画営業の仕事領域でやってきましたが、設計やデザインも、簡単なものは自分でやりました。
―なぜ、独立しようと思ったのですか。
独立した理由としては、仕事柄不動産仲介の方との付き合いも結構ありましてですね。とにかく熱い人が多い界隈だったので、いずれは自分も同じステージに立ちたいという想いが自然と芽生えてきたんですよ。
また、当時の社長に今でも「こういうときどうしたらいいですか?」って当時の社長に聞きに行くこともあるので、本当にお世話になっている方です。
―社名の由来と込められた想いを教えてください。
宮工房の「宮」は宮大工から拝借しました。そもそも宮大工とは主に神社や仏閣などの伝統建築を手掛ける職人を指すのですが、そんな匠になりたいという想いを込めて宮工房と名付けました。
また世界に羽ばたきたい!という思いからもあえて和名にしてみました。
ちなみに宮大工とは一切関係ありません(笑)
コスト感やスピード感、とにかく顧客の希望を第一優先に。カスタマーファーストの姿勢が評価され、成長を後押し。
―最初は一人で起業したとのことですが、その後はどのような形で組織作りをしていきましたか。
設立してからこれまでは毎年約2倍の成長をしてきました。事業拡大に伴いメンバーも増員し、営業スタッフと現場を任せる施工管理スタッフを増員しました。
将来的には、必要に応じて、10名から20名規模に組織を拡大するイメージはあります。でも、会社を大きくしていくことに重きを置くというよりは、楽しく仕事をしたいというのが私のモットーです。
また、「楽しく仕事をする」と同時に「自由である」ということも大切にしています。自由というのは、責任を伴うということ。自由に仕事をしてもらうために、社員に自己裁量は持たせますが、責任ある行動を意識してもらっています。楽しく、自由に仕事をしていくためにも、フラットな組織作りを心がけています。
社内的には、良くも悪くも代表の僕自身がメンバーを管理していないというか、個人の裁量に任せてしっかり責任も与えているつもりです。
雰囲気としてはとにかく素直で優しい人が多いですね。メンバー同士、距離感もほどよく近いんじゃないですか。
ベンチャー企業特有の事情や制約を考慮しながら、その会社の要望を最大限叶えるオフィスの実現を目指す。
―宮工房の強みは何だと思いますか。
よく先方からは「いろいろお願いしてもなんでも聞いてくれる」と言われますね。お客様のニーズにマッチした提案ができているのかなと思います。
私が大事にしているのは、お客様の要望をかなえるということ。カスタマーファーストです。ヒアリングさせていただいた上で、こちらからご提案することもありますが、決して押し売りのようなことは一切していません。
ほとんどの企業が自社ビルではなく賃貸オフィスを借りているという制約があるなかで「顧客のやりたいことをいかに実現していくか」を重視しています。デザインのみならず、コストやスピードを意識しているのも、成長スピードが早いベンチャー企業の多くのニーズから来るものです。
―仕事を継続していく上で一番大切にしていることは?
毎日毎日一つひとつの案件を必死でやっています。全部のお仕事がやりがいです。
「この案件できますか?」って聞かれたときに即答で「やれます」と言えなかったらカッコ悪いじゃないですか。
だから全ての仕事に対して全力100%の力で向き合っていますよ。
―これからどんな人と一緒に働きたいですか?
自己裁量、自己判断で仕事がしたい人には、いい環境だと思います。デザイナーにせよ、営業にせよ、顧客の悩みが聞けて、それを解決するために必死で走り抜けられる人。ポジティブで、人のせいにせず責任を持って仕事ができる人がいいですね。
宮工房が求めているのは、一歩踏み出した行動ができて、僕と一緒に成長してくれる人。
というのも、僕自身がまだまだ“発展途上”の人間なんですよね。
現状に満足せず、「人生とは?」と聞かれたときに「いつでもチャレンジができること」と答えられるようにしていて。
だから、次入ってきてくれるメンバーのことは「共に成長していきたい」という心持ちのもと、お迎えしたいと思っています。
―今後の宮工房の展望を教えていただけますか?
どんどん仲間を増やしていきたいです。
笑顔で溢れる会社をみんなで作っていきたいです。
苦労もあるけどその分やってよかったー!って思える会社がいいです。
辛い!でもやっぱいいわー笑みたいな。そんな感じ。
株式会社宮工房では一緒に働く仲間を募集しています!