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事業部長が育休を取得してみた話〜社内初の男性育休の裏側〜(後半)

働くパパ・ママネタ
- 働き方・待遇
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男性も育休をマストで取るべき

育児・家事のことをわかったつもりでいましたが、これまでパートナーは一人で全て抱えていて、こなした中で褒めてもらえるわけでもない、自分の成長に繋がってるかっていうと、目に見えて見えるものではない。誰かがその辛さをわかってくれるわけでもないので、想像以上にキツイなと感じました。

女性と男性の育児では、どうしても時間の差が大きいのが現状です。「会社に迷惑がかかるから」そう考えて育休取得を見送る方が多いと思いますが、家族を支えられるのは自分だけです。当初「育休を取ろうか迷う」程度の考えでしたが、今はマストで男性も取るべきだと思っています。

また、我が家は共働きで、パートナーは能力が高く新卒から大手企業で働いているのですが、子供が生まれるとキャリアか育児かを選ばなければならなかったと思います。これはもったいないと常々思っていたのですが、改めてやはり日本社会全体として損失ですごく残念なことだと感じています。私が1ヶ月取得したところで、大きく社会が変わるわけではないと思うんですが、育休後に思いもよらない変化に気づきました。

それは、5歳の長男が「おむつ替えなきゃだよ」教えてくれたりとか、お母さんの家事をすごい手伝ってくれたりとか、男性が育児をするのが当たり前のもののようにして捉えてて、こうやって社会って変わってくんだろうなっていうのを目の当たりにしています。

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社会を変えたいっていう気持ちも、「パートナーが今しんどそう」といった誰かへの思いやりから始まってくる。私たち親世代が行動を起こすことで、今すぐは大きく変わらなくても、長男が大人になった時に、仕事か育児かを選ばない、当たり前のようになってる社会にシフトしていくのだろうなと思います。

「仕事面」は実際どうだったか

「自分がいなくなったら…」と不安でしたが、特に業務上問題なく進んでいました。それもこれも、チームのメンバーのバックアップあってこそで、感謝しています。あとチームは女性メンバーが多いのですが、彼女たちがすごく応援してくれて、あたたかったです。

育休中にオンラインで復帰までの助走期間として少しだけ上司とMTGする機会を設けていたんですが、「全然大丈夫!けどみんな帰りをめっちゃ待ってます」と言ってくれたり、戻ってからもみんなが細かく報告してくれたり、戻った際のサポートもありがたかったですね。

育休を取った中で変わったことは、気持ちの部分が大きかったです。「会社って自分がいなくても回っていくんだな」と良い意味で気づき、これまで以上にメンバーを信頼して任せることができるようになりました。これによって、業務を引き継いだメンバーはスキルアップに繋がり、私が戻った際は新たなことにチャレンジできる体制になっている。うまく業務の循環がおこって、チーム全体が一段階パワーアップしたように感じています。

画像部署のメンバー

あと、家事って”ゴミ捨ては目立つけど、ゴミ袋を替えるのは目立たない”、のような目立たないけど、積もり積もってくと結構負担だったり、ちょっとめんどくさいなみたいな「見えない家事」が多いですよね。こういった細かい部分は家庭内だけじゃなくて、仕事場でも発生しているなと。

少し俯瞰して物事を捉えることで、そういった目立たないけど面倒な業務を担ってくれたメンバーに対して、感謝を伝えたりコミュニケーションを取ったりを意識することで、チームのメンバーと人間として、仕事を超えた関係みたいなものがちょっと1歩築けて、働きやすい環境作りに繋がっていると思っています。

改めて、育休を取ることについてポジティブに後押しをしてくれ、とても感謝しています。今回自分が助けられたからこそチームのメンバーが育休などで現場を離れる時は、助けていきたいですね。

1ヶ月間業務に穴を開けましたが、その分自分の頭の中を整理し、自分がどんな行動を起こせば会社に貢献できるか、と見つめ直すことができる期間で、復帰後ますます力が湧いています。笑

最後に「育休の大切さ」

どうしても育休明けでパートナーに再び育児を任せてしまっている部分もあるのですが、育児のシェアをしたことで何が求められているか、何にイライラしているかなどの気持ちがこれまでよりわかり、良い関係でサポートし合えているように感じています。

最後に、いま育休を取るか迷っている方、そして取れるか不安に思っている方へ。
育児か仕事かを選ばないこれからの新しい社会を作っていくためには、親世代である私たちが今アクションを起こさなくてはならないと考えています。
「会社に迷惑をかけるのではないか」と不安を感じることもあるかと思いますが、自分がいなくても回る仕組みを作ることや人に任せること・頼ることを通じて、自分自身の成長や気付きにつながることもあるかと思います。
自らの成長へのチャレンジだと捉え、ぜひ育休を活用してほしいです。

画像家族写真

ノイン株式会社では、育休だけでなく働きやすい仕組みを色々と用意しています。キャリアとプライベートを両立しながら働きたい方、柔軟な働き方ができる会社に興味がある方、是非ご応募お待ちしております!