今回お話を伺うのは、ショートムービー事業において大手消費財メーカーに向き合うプロジェクトチームの皆さんです。
当プロジェクトでは計5名のメンバーがそれぞれの役割を担い、長期間・大規模プロモーションの成功に向けて尽力されています。
初のチームインタビューとなる本記事では、メンバーの皆さんに、プロジェクトにどのように向き合ってきたのか、そしてそれぞれから見た仲間の貢献はどのようなものだったかをお聞きしました。
信頼獲得のためには10回以上ミーティングを重ねる
ーー本日はよろしくお願いします!まず初めに、今回のプロジェクトの概観について教えてください。
大江:当プロジェクトは、ある大手消費財メーカー様のプロモーション支援を行う案件でした。座組みとしては、
アカウントプランナー(プロジェクトリーダー):大江
クリエイティブディレクター:垰、吉野
プランナー:渡邉
アシスタント:石原
の体制で臨みました。
Nateeではこのように3~5名程度のチームを組んで各案件に向き合います。どの案件でも、それぞれの性格や強み、工数などを加味して最適なアサインメントとなるよう心がけています。
今回は、大手クライアント対峙経験が豊富である私(大江)と、発想力豊かでクリエイティブの0→1を生み出すことに優れたたわさん(垰)、正確で緻密な分析とプロジェクト管理に長けたふじくん(吉野)、消費者感覚と言語化能力の鋭いかりん(渡邉)、誰よりもコミットの強いかな(石原)の布陣で臨み、結果として大きな成果を生む素晴らしいチームを作ることができました。
ーーオフィスでも日々各プロジェクトチームの熱量の高いディスカッションが交わされていますよね。プロジェクトの流れはどのようなものだったのでしょうか?
大江:今年の2月頃に媒体者様からクライアントをご紹介いただいたことが最初のきっかけでした。
ご担当者様はリテール部門の方で、ドラッグストアへの販売を促進するための施策を講じていらっしゃいました。
初めは私がアカウントプランナーとして、課題をヒアリングしたり施策のイメージをご提案するミーティングを重ね、初回の接点から約4ヶ月後にTikTokクリエイターを起用したタイアッププロモーションをご発注いただきました。
垰:ゆうさん(大江)はご発注いただくまでに10回程訪問しているんですよね。
僕が初めてクライアント訪問したのがその10回を重ねた後の回だったのですが、その時の温度感で既にゆうさんがクライアントからとても信頼されていることを感じました。
「大江さんと垰さんに賭けているんで!」みたいなこともおっしゃっていただいて。(笑)
ーー受注前に10回もミーティングをされていたんですね!信頼獲得を重要視していることが窺えました。その後はいかにして進行していったのですか?
大江:実際のプロジェクトが開始してからは、たわさん(垰)とふじくん(吉野)がクリエイティブディレクターとして投稿クリエイティブの制作ディレクションを行い、かな(石原)はアシスタントとして進行サポートを担いました。また、かりんは次施策の提案に際するプランニングを行いました。
妥協せずにアウトプットを「共創」する
ーーなるほど。垰さんにお伺いします。今回のプロジェクトで何か意識していたことはありますか?
垰:本件はTikTokを使用するプロモーションだったのですが、クライアントがTikTokを扱うのは今回が初めてのことでした。
そのため、「そもそもTikTokではどのようにプロモーションを作っていくのか」という前提の部分を丁寧に説明するようにしました。
また、前例がないことに挑戦する不安を払拭するために、「何かあったら全部僕らに言ってください」と、安心していただけるような関係づくりを心がけました。
ーー安心して取り組めるというのは重要なポイントですもんね。プロジェクトの中で何か印象に残っているシーンはありますか?
垰:クリエイティブの訴求に相当こだわった結果として、投稿に対するコメントの質が非常に良かったことが印象に残っています。
僕たちは、クリエイティブを作るにあたって毎回軸となる訴求点を定めるのですが、その際に様々な人の観点を加えるようにしました。
今回は特に現状のアウトプットに対する批判の目を厳しくし、通常よりも多くの方にヒアリングをさせてもらいながら、「ベスト」なものを作るよう心がけました。
結果として、投稿に対しユーザーから寄せられたコメントの質が非常に高く、そこはクライアントからも評価されたポイントかなと思っています。
吉野:たわさん(垰)は「本当にこのオリエンで良いんだっけ?」「この訴求で良いんだっけ?これは本当に刺さるんだっけ?」というところを誰よりも考え抜いていて、クライアントから受け取ったブリーフをそのまま是としない強さ、クリエイティブへの相当なこだわりを感じます。
..(2/2)へ続く