「なぜポテンシャライトさんはスタートアップ支援にこだわるのですか?」
カジュアル面談や顧客との会食、ラフなイベントの場でご質問をいただくことが多いです。
これにはいろいろな理由があります。
1. スタートアップが好きだから
代表である山根が、スタートアップが純粋に好きであることが1つの理由です。 ビジネスマンとして13年ほど経験を積んでおりますが、その半分以上をスタートアップ× HR業界の支援をして参りました。「世の中に何か新しいものを生み出す」という点においてスタートアップの方々は生き生きと仕事をされていることが多いと感じていました。その中で、「スタートアップの力になりたい」と考え始めることが多くなりました。
2. 世の中を変えていくのはスタートアップだと思っているから
5年に1度のタイミングくらいで世の中の仕組みを変えるような革新的なサービスを生み出すスタートアップが誕生しています。新しいアイディアを世の中に打ち出すのはスタートアップだと信じています。そういった日本の宝となるスタートアップが最も苦しむであろうありフェーズの支援ができる事はものすごく良いと思っているのです。
3. 日本のGDPが伸び悩んでいること
日本のGDPは現在3位です。1位はアメリカ、2位中国になるのですが、2007年までは日本が2位でした。2008年に中国に追い抜かれており、その後 2020年段階だと中国とは「3倍」程度の差がついています。またアメリカに最もに肉薄したのは1980年代の頃で、日本はアメリカの「1.6倍」程度のGDPでした。ただ、2020年段階だとアメリカに「4.2倍」程度の差をつけられています。
この実態を国も問題視しており、おそらく経済産業省を中心にもろもろ施策を打ち出して動いているかと思うのですが、僕らのような民間企業にも多数できることがあるのです。
4. 30人の壁が最も分厚いこと
皆さん、「30人の壁」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?企業経営では従業員数が30人を超えたあたりで、離職者が多くなってきます。これにはいろいろな理由があるのですが「人」起因するものが多くあります。 世の中に羽ばたいていく、上場目指している企業は30人の壁を超えることができるのは10社に1社程度でしょうか。そのため、10社に9社はこのフェーズで苦戦してしまうという仮定があると、HRマンとして最も注力すべきなのはスタートアップフェーズなのではないか、と僕は思っています。
5. 大手企業のHR支援はポテンシャライト以外でもできること
これまでの歴史の中でいろいろなHRノウハウが蓄積されているかと思いますが、特に大手企業へのHR支援のノウハウは業界内で蓄積されているかと思います。そして多くの企業が大手企業をターゲットとしているため、プレイヤーも多数揃っております。当社が大手企業をターゲットとした領域に飛び込む必要はなく、既存のマーケットとして別のHR業界の企業様にお任せできれば良いと思っています。
6. スタートアップ×HRのノウハウは蓄積できていないこと
イメージしてみてください。皆さんが起業をしたとして従業員数が何名に達したら人事を採用しますでしょうか?大体出てくる答えは15〜30名程度といったところでしょうか。
では、間をとって20名までの人事業務は誰が行っているのか。
答えは、「代表もしくは取締役もしくは管理部長」になります。兼務が当たりのこのフェーズを「なんとか乗り切る」というパターンが多いです。もちろん、偶発的に採用がうまくいくことがあるのですが、その成功事例を仕組みとして蓄積する事は少ないです。
何が言いたいかと言うと、スタートアップ×HRの仕事を経験したことがある方は、ほぼ存在しないということです。一人目の人事として入社したとしても、すでに企業は15名程度になっています。となると、1〜15名のフェーズにおけるHR系のノウハウはほぼ存在しておらず、Webで検索しても出てこないことが多いのです。では、このままスタートフェーズのノウハウは蓄積していかないのか。 この領域のノウハウを急ピッチでポテンシャライトは蓄積しているのです。むしろ世の中には存在しないノウハウばかりなので、僕らが実行する意味が大きくあるのです。
7. 支援をしていてワクワクすることが多いこと
まず少人数であるが故に、スタートアップは成長が目に見えます。5名採用したとしても会社の規模が倍になることもざらにあり、会社の変化が面白いように目の前で繰り広げられているのです。スタートアップの支援をしていると日々ワクワクすることが起こり、人材業界の仕事冥利に尽きるというかワクワクするような経験をたくさんすることができるのです。
8. 人材業界の構造
人材業界のビジネスモデル上、スタートアップに特化することは難儀だったりします。 HR業界の企業は売上文化の会社が多く、目標達成文化も強いです。もちろんこれに対しては全く否定はありませんが、売上文化が強いとHR企業にとってスタートアップは非ターゲットになってしまう可能性が高くなります。なぜかと言うと、スタートアップは年収が低く、採用ハードルがやや高めで、選考回数も多かったりします(仕組み化されていないので)。HR業界がターゲットにしやすい企業は、年収が高く、採用ハードルが低く、選考回数が少ない企業です。これは相反しており、売上向上を目指すのであればスタートアップ以外をターゲットとせざるを得ないのです。
もし、「スタートアップを支援するHR企業を作りたい!」という想いで起業をしたとしても、起業は倒産と常に隣り合わせだったりするので、最初は売上が上がりやすい領域に入ってきます。これは致し方ないことです。ただ、最初にスタートアップ以外の領域に入り、その後会社自体の戦略を変えてスタートアップ特化に戦略変更をすることは難しかったりするのです。そのため、ポテンシャライトが先頭に立ってスタートアップ×HRに対して支援をしていくべき、そう僕らは思っているのです。
9. スタートアップ×HR領域は圧倒的に難しいこと
大手企業と比較して、まず知名度がありません。ただ求める人物像のレベルは高かったりします。
そのため、スタートアップのHR支援は一般的なHR支援と比較しても求められるハードル感は高いです。ハードルが高いが故に、全うできるHR系企業があまり多くはないと個人的には思っています。だからこそ僕らがやらなくてはならないと思っているのです。
10. 必然的に採用/人事ノウハウが生まれやすい特性があるから
前述した通り、スタートアップ×HRの領域は支援難易度が高いです。理由は知名度も実績もないからです。そんな中で採用活動を成功させなくてはならない。手段を選んでいる時間はありませんよね。そのため、周りの企業様と同じようなことをしていては採用はうまく進まないことが多いのです。
何が言いたいかというと、周りの企業様よりも頭を使うことが求められ、且つ新しい採用のアクションを常に生み出していかないとならない。そのため、新しい採用/人事ノウハウはスタートアップから最も生まれやすいのではないかと思っています。
是非ご参考にしていただければ幸いです!
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