今回は特別編!toridori代表取締役の中山を取材しました!
中山は普段経営に専念していることもあり、余り対外的なインタビューを受けることはないのですが、全部で第3回にわたる本シリーズも今回で最終回!第3弾として、toridoriの今後の注力事業『toridori base』のこれからについて話を聞きました。
『toridori base』の詳細についてはこちらのサービスぺージをご覧ください。
目次
- ◆ toridori代表取締役・中山第3回インタビュー
- 自分の影響力(インフルエンス能力)を上げることが重要
- 『toridori base』はインフルエンサー出身だからこそ作ることができた形
- toridoriとして、これからの目標
◆ toridori代表取締役・中山第3回インタビュー
ーインフルエンサーの生活基盤を整えるために、今後どういった施策を打っていこうと考えていますか?
『toridori base』では、インフルエンサーとしての仕事を簡単に探すことができ、個人が持つ”影響力”を何かに変えることができる環境は作れていると思っています。
今後は『toridori base』に登録してくれているインフルエンサーに対して
インフルエンサー1人1人の影響力を上げられること
安心してインフルエンサーとしての仕事を受注でき、かつ管理できること
インフルエンサー自身で仕事を取りに行ける環境を作ること
この3点の課題を解決できるような機能を増やしていく予定です。
3つ目の「インフルエンサー自身で仕事を取りに行ける環境を作ること」についてですが、まだ日本のインフルエンサーマーケティングは”依頼されて初めて仕事ができる形”ですが、海外だとインフルエンサー自身が「投稿するからサービスを提供してくれないか」と交渉していることが多いんです。
現状『toridori base』は企業からの案件のみが載っていますが、企業側からしても自分からオファーして来るような熱量の高いインフルエンサーの投稿は、PR効果が高い傾向にあるので双方にメリットがあると考えています。
自分の影響力(インフルエンス能力)を上げることが重要
インフルエンサーって”センス”で人気がある人が多いですが、今後は適切にフォロワーの動向を分析して、効率よく影響力を伸ばしていく力が必要になってくると考えています。
ゆくゆくは詳細なインサイトを『toridori base』のサービス内で取得して、インフルエンサー自身が今後どのように投稿していくべきか、どのような活動をするべきかを考える指針になるような管理画面を提供したいと思っています。
ー職業=インフルエンサーが増えてきたこの世の中で、”安心して仕事ができる”とはどういうことですか?
事務所所属のインフルエンサーであれば事務所が仲介してくれるので、入金の管理や万トラブルなど対処してくれますが、フリーのインフルエンサーも多いんですね。そういうフリーの方には、得体のしれない企業や人から突然SNSのDMを通して仕事が来たり、友達の友達から紹介されたり、多方面から依頼がきます。
僕もインフルエンサーとして活動していたので分かりますが、得体のしれない企業・人に本名や住所、口座を教えることは非常に不安だし、報酬の入金トラブルで泣き寝入りせざるを得ない人も多いです。このような悩みを少しでも減らしたいと考えています。
『toridori base』を通せば、個人情報を不特定多数に明かさずに済みますし、案件掲載の審査もあり企業の取引履歴も残るので、最低限のリスクで案件を受注することが可能です。
案件管理も、請求書作成や入金確認もフローを1件1件行うと漏れが出てきます。そういった課題も一括管理できる仕組みを作っています。
ーマッチング方法を増やしていくことは考えてますか?
今後は単発依頼のみだけではなく、PRがきっかけで始まった関係性をアンバサダー化していくというような座組を検討しています。
「toridoriシリーズ」は企業がPR投稿を依頼したいインフルエンサーを単発的に採用し、投稿をしてもらうサービスですが、採用したインフルエンサーがその商品やサービスのファンになり、継続的に投稿してくれるというケースもあります。アンバサダーとして中長期的にPRしてもらう施策は、「この人は本当にその商品が好きなんだ」という印象になり、効果が高いんです。
『toridori base』はインフルエンサー出身だからこそ作ることができた形
インフルエンサーの特徴や気持ちが分かることは、『toridori base』を作る上でかなり強みになりました。”趣味の延長でいつの間にかなっていた人”がほとんどなので、仕事を受ける上で”ビジネスとしての動き方”を知らない人が多い。それは企業側としても依頼しづらいところでもあります。
仕事が円滑に進むよう、『toridori base』ではタスク機能をつけ、「広告主にメッセージを返しましょう」「投稿を報告してください」など、タスクを消化していけば仕事が完了するようなシステムにしています。
また、僕自身も経験がありますが、案件(サービス)を実際に体験したけど「自分のアカウントではおすすめできないな」ということが稀にあります。トラブルを避けるために「サービスの料金を払えば投稿しなくても良い」という制度を設けました。
自分の経験から、案件のタスク化、自己ブランディングを守りかつ企業とのトラブル回避制度を構築することで、インフルエンサーにとって使いやすいサービスを作れたと思っています。
ー今後取引が増えていくとデータが増えると思いますが、どう活用しますか?
おかげさまでサービス開始から累計30,000件以上のマッチング数、Instagramでは「#コラボベース(旧サービス名)」「#トリドリベース」と検索すると計24,000件以上の投稿が出てきます。そこから得たデータは、PRの効果・PRの安心度を高めるために活用していきたいです。マッチングの母数増えるほどより最適化され、精度の高いマーケティングが可能になってきます。
また、企業がインフルエンサーを採用する際に「PRをきちんと遂行してくれる人なのか」の見極めが非常に難しく、インフルエンサーの信用度が重大な問題になってきます。
『toridori base』にはインフルエンサーの仕事履歴にトラブルの有無などもデータとして蓄積されるので、データを元にインフルエンサーの信頼度を企業が閲覧できる機能が出来れば、採用リスクを軽減させることができると思っています。
これからの目標
今まで効果計測が難しかったオフラインの事業者(実店舗)でも、オンライン決済が普及すれば顧客解析が可能になります。顧客解析できるようになれば、最適なターゲティングができるようになる。
実店舗と地域や特定のターゲットに根差したマイクロインフルエンサーを活用したマーケティングの親和性は高いので、社会からのニーズは更に高くなると考えています。
toridoriはその時代の最先端に向けて、どんどん進化していきます。
以上、代表インタビューでした!
引き続き仲間を募集しています!